【パスナビ】 自分の言葉で受験しよう!
今や大学入学者の5人に2人以上が、推薦・AO入試での入学者である。
推薦・AO入試を実施する大学・学部は、年々増加傾向にある。
一般入試と並んでメジャーな入試形態だといっても過言ではない。
それに伴って、小論文対策や面接対策も重要度が増している。
しかし、大学の入試関係者のお話では、
「推薦・AOの面接はもういらない」という声も現場にあるという。
それは時代を逆行するようなご発言ではないか、と不思議に感じた。じつは、「その責任は旺文社にもある」 という。
旺文社の『螢雪時代』や『大学受験パスナビ』でも、
推薦・AO入試の情報を惜しみなく掲載している。
当然ながら面接対策も、できるだけ多くの情報を載せるようにしている。
今までどんな質問が来たか、どんな選考基準か、どんな面接形式なのか、
面接時間はどのくらいか、どんな回答をするとよいか、…などなど。
大学ごとに過去情報や入試対策を詳しく載せている。
ありがたいことに沢山の受験生の方々がそれを読んで
本番の面接試験に臨んでいるようだ。
しかし、そこで大学側にとっては頭の痛い問題が発生しているという。
「どの受験生に質問しても、同じ回答が返ってくる」というのである。
何も準備せずに臨んで回答できない受験生は別として、
回答できる受験生は、暗記された「模範回答」が多いそうだ。
「螢雪時代」や「パスナビ」に載っていた志望理由を、
一言一句そのまま述べてきた学生もいるという。
但し、面接者の目は学生が思っている以上に鋭いことはいうまでもない。
「受験生が自分の言葉で回答していないことはすぐに見破る」という。
暗記してきた回答を受験生に棒読みで口に出される…。
面接する立場からすれば、こんなに虚しい面接はない。
大学の関係者の皆様には申し訳ないが、逆に受験生の側に立つと、
志望する大学や学部についての情報を事前に調べておくことは必須だ。
自分自身の将来が関わっているのだから、
できるだけ多くの情報を集めておいて損はない。
しかし、面接で何より大切なのは「自分の言葉で話すこと」だと思う。
「志望動機」にしろ、「将来のこと」にしろ、「誰かの真似」や「演出」では、
きっと最後までうまくはいかない。
うまくいったつもりでも、プロの面接者には必ず見破られているはずである。
滑らかな口調でなくても、緊張で震えた声でもかまわないから、
本当の「熱意」を正直に伝えたほうが、面接者のハートに伝わるはずである。
面接の準備とは、模範回答を暗記することではなく、
志望する大学・学部をできるだけ深く知っておくこと、そして、
なぜ自分がそこを目指すのかの気持ちを整理することだと思う。
螢雪時代9月臨時増刊 『全国大学推薦・AO入試年鑑』 は、
8月30日発売です。
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(いけまる)





