2010-1-26

【パスナビ】 頭 と 心

 一日は 24時間。
それはすべての人に平等である。
たとえ お金持ちだろうと、なにかの大会で優勝しようと、
一日の時間が特別にプラスされたりすることはない。

同じ時間を 遊んで過ごすのか、勉強するのか、働くのか、
その積み重ねが、様々な「違い」を生んでいくのかもしれない。
限りある時間をどう組み立てるかで、それぞれの「人生」が出来上がる。

ハンガリーの人口5万人のカポシュバールという街に、
ヨージェフという医者がいた。
一人一人の患者に対してとても親切で、また研究熱心で、
街の人達にとって、なくてはならない存在だったという。
彼が街を歩くと、挨拶をしてくる人が後を絶たず、
時には道端で彼に病気の相談まで持ちかける人もいた。
それでも彼は嫌な顔ひとつせずに路上で患者を診察し、
その場にあった紙の切れ端に処方箋を書いたりもした。
感謝をした患者が彼にお金を渡そうとすると、彼は受け取らなかった。
ユダヤ系の彼はナチスドイツ時代に捕らえられて、
全財産を没収されて、強制収容所に入れられた経験も持つ。
絶望的な生活をなんとか戦後まで生き延びたものの、
今度はスターリン主義の嵐のなかで様々な辛い経験をしたという。

その彼が自分の息子に教えていたのは、
「誰にも没収できない財産が人間にはある」ということだった。
それは「頭と心」であると。

その「息子」とは、
現在、世界的な数学者であり大道芸人としても活躍している、
ピーター・フランクル氏のことである。

知識と心を社会のために使った父親の背中を見てきたフランクル氏は、
限られた人生の時間を「頭と心」を鍛えるために集中させることの
大切さについて、いろいろな場所で語っている


自分自身の24時間をどう設計するか、
人はきっと誰もがその設計士なのかもしれない。


『大学受験パスナビ』の姉妹サイト『高校受験パスナビ』では、
ピーター・フランクルさんへのスペシャルインタビューを掲載しています。
ぜひ、ご覧ください。

下のピーター・フランクルさんからパスナビ読者へのメッセージをクリック!
    ▼ ▼ ▼ ▼ ▼






(いけまる)

2010-1-15

【パスナビ】センター試験での「まさか」の事態の対処法

いよいよ、センター試験。
当日出かける前に、持ち物チェックや会場の再確認を忘れずに。

「いきなり縁起でもない!」と言われるかもしれないが、
「まさか」のことは、起こってはいけないときに起こるものだ。
そう考えて、様々な事態を想定しておいたほうがいい。
気にかけている試験以外で「まさか」のことが起きると、
おもわず動転してしまう受験生も多いという。
でも、たいていの事態は「なんとか解決できる」もの。
気持ちを落ち着けて冷静に対処することが必要だ。

ここに「まさか」の事態での対処法をまとめておこう。


CASE1:今になって受験票を失くしていることに気づいた!

当然のことながら、受験票の再発行を待っている時間はない。
すでに試験当日なら1時間以上早めに試験場に行って、
試験場本部で「仮受験票」を発行してもらおう。
そのときに、受験票の再発行申請も同時に行うことになるだろう。
学生証又は身分証明書と写真(縦
4×横3cm)4枚を持参しておくとよい。
試験は、そのまま「仮受験票」で受験できる。


CASE2:受験票と写真票を切り離してしまった!

直前になって「あ、やっちゃった!」という事態に陥ることはよくあることだ。
指示のとおりに「やっていなかった」、または「よけいなことをしていた」と
いうパターンだ。
たとえば、受験票と写真票は、本来は試験室で監督者の指示で切り離す。
しかし、事前に切り離してしまう受験生も少なくないらしい。
切り離してしまったことが受験に影響するのではないかと恐れて、
なんとか頑張って2枚をつなげようと修復する人もいるという。
でも、そこで頑張る必要はない。
試験当日に、受験票、写真票の両方を持参すればよいだけである。


CASE3:交通機関が乱れていて、試験開始に間に合わない!

とにかく何があっても途中で勝手にあきらめずに、
あらゆる手段を使ってでも試験会場までたどりつくこと。
「試験時間の繰り下げ措置」などの対応もあるので、
試験会場まで着いてから状況を確認すればいい。


CASE4:試験時間中も、目薬やティッシュやマスクを使いたい!

「ドライアイで目が痛い」「鼻水が止まらない」など、
微妙に体調が悪い場合は、ついつい我慢しがちになる。
でも、その我慢が原因で、試験に集中できなくなっては問題だ。
目薬やティッシュを使いたいと思った場合は、
遠慮せずに試験開始前に監督者に申し出ておこう。
許可があれば、当然、使用してよいことになっている。

マスクの着用は、新型インフルエンザの感染予防のために、
むしろ大学入試センター側も勧めていることだ。
だから、堂々とマスクをつけていてよい。
ただし、受験者の顔を確認するために監督者がマスクを外すように
指示することもあるので、そのときだけ一時的に外すことになる。
それから、使用済のマスクを収納するビニール袋も必ず持参しておくこと。
使用済のマスク等を持ち帰るよう、大学入試センターが呼びかけている。


CASE5:リスニングのときに、ICプレーヤーがうまく動かない!

ためらわずに黙って手を高く挙げて、監督者に知らせよう。
「自分のやり方が違うのかな」とか、「そのうち動くかな」などと、
あれこれ躊躇している必要はない。



「試験の問題以外で分からないことは勝手に判断しない」
ということが鉄則だ。
駅から会場までの道が分からなければ、うろうろするよりも、
すぐに駅員などに聞いて確認しよう。
試験会場のなかで分からないことがあれば、
些細なことでもかまわないので、監督者に確認しよう。
このさい、もう よけいなことに遠慮はいらない。

あとは試験で実力を出しきろう!

パスナビ編集部一同、キミの健闘を祈っている!



 ★★★ センター試験の解答の確認は『パスナビ』で! ★★★

 『大学受験パスナビ』では、
センター試験当日(1月16日)の夜から解答を速報で掲載します!
  ▼ ▼ ▼ ▼ ▼





 
(パスナビ編集部一同)
 

2010-1-12

【パスナビ】今朝の日経に・・・

1月12日付の日本経済新聞の社会面、ご覧になりましたか?


約84%もの国公立大学が新型インフルエンザの影響で追試を実施する、
という記事が掲載されました。
私立大学でも「何も措置を講じない」という大学は全体の約16%しかありません。


この新聞記事は、旺文社教育情報センターの調査をもとにしています。
昨年、新型インフルエンザの感染拡大が始まった頃、
受験生への影響を早くから心配して全国調査を始めていたのです。
案の定、最初は「様子見」をしていた大学も次々に異例の措置を
決定してきました。
かつて阪神大震災の年に一部で「特例措置」はありましたが、
こんな全国規模で措置が講じられるのは初めてのことです。
受験本番を目前に、試験を実施する側にも緊張が高まっているのです。


なお、特例措置を受けるためには、
きちんと申請方法を確かめておく必要があります。
ほとんどの大学は「大学への電話連絡」と「診断書等の提出」を必要としています。
だから、必ず受験する大学の特例措置を事前に調べておきましょうね。

追試を受けるつもりだったけど、申請方法を勘違いしていて
「結局、受験できなかった・・・」なんてことがないように!


各大学の特例措置の情報詳細は『大学受験パスナビ』に
掲載していますので、
チェックしておいてくださいね!
    ▼ ▼ ▼









(ジョグパンダ)


2010-1-6

【パスナビ】V字ジャンプへの勇気

スキージャンプとクロスカントリースキーを組み合わせた
「ノルディック複合」という競技種目がある。
この種目が日本で知られるようになったのは、
1992年のアルベールビルオリンピック以降のことである。

スキージャンプといえば、
スキー板をV字にして飛ぶ姿を思い浮かべる人が多いだろう。
しかし、この「V字ジャンプ」が主流になったのも1990年代。
つまり、歴史上ではごく最近のことである。
それまではスキー板を平行にして飛ぶスタイルが理想とされていた。
かつては足をV字に開くことが飛形点で減点対象になっていたからでもある。

1988年にスウェーデンのボーグレブ選手がこのV字ジャンプで活躍し、
たちまち世界各国がこの飛行方法の研究に取り組み始めた。
V字ジャンプは、スキー板と選手の体で大きな空気抵抗を作ることで、
より遠くまで飛ぶことができる、科学的にも理がある方法である。

だが、この方法を取り入れるのは易しいことではなかった。
選手のジャンプのフォーム変更は、大きなリスクを伴う。
それまで積み上げてきた常識を、すべて根底から崩す必要があるからだ。
実績のある選手が、フォームの変更で飛べなくなることも珍しくない。
世界各国でフォーム調整に挫折するチームが続出していた。

日本チームが「V字ジャンプ」で勝負することを決断したのは、

アルベールビルオリンピックのわずか1か月ほど前だったという。
フォームの調整自体難しいのに、大会まで時間がなかった。
もしフォーム変更に失敗して、うまく飛べなかったら、
メダル獲得を狙うどころか、記録も何も残らなくなる可能性もある。
でも、低迷していた日本チームにとって「V字ジャンプ」は最後の賭けだった。
当時はまだV字ジャンプをマスターできていない国が多かったからこそ、
自分達がそれを成功させて大逆転を狙うしかなかった。
残された時間のなかで、選手達は死にもの狂いで調整に取り組んだという。

そして、このオリンピックで荻原健司選手がV字ジャンプを見事に成功させた。
そのジャンプが引き金となり、日本チームがまさかの優勝。
世界中が驚きに包まれた瞬間だった。

その後、荻原健司選手はその圧倒的な強さゆえに「天才」とか「宇宙人」などと
メディアに書きたてられたが、実際は違う。
「時間がないから」「きっとできないから」という言い訳で逃げなかった、
地道な「努力の選手」だったと私は思う。

このときの日本チームの選手達の勇気に学ぶところは多い。
最後の瞬間まで、挑戦する気持ちを忘れずにいたい。


『大学受験パスナビ』の姉妹サイト『高校受験パスナビ』では、
その荻原健司さんのスペシャルインタビューを掲載しています。
ぜひご覧ください。

荻原健司さんからパスナビ読者へのメッセージをクリック!
    ▼ ▼ ▼






 (いけまる)

カレンダー

2010 / 1





1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31





Blog Owner

旺文社パスナビスタッフ