2010-4-28

【パスナビ】短大ならではの良さとは…

4年制大学の受験情報がメディアに溢れるなかで、
短期大学(以下、「短大」)についての情報は、
なかなかクローズアップされていないように感じる。

もっとも大学の受験者数は短大の10倍以上もあるわけで、
メディアでの取り上げられ方が大学と短大で大きく違うのは不思議ではない。
それでも6万人を超える短大受験者にも、客観的な情報が不可欠である。
『大学受験パスナビ』や『螢雪時代』が短大の受験情報を
大学の情報と同様に網羅して公開しているのは、そういう考え方からだ。

短大が初めて開学したのは 1950年。
当初は、公立17校・私立132校の合計149校だった。
第二次世界大戦前からの旧制専門学校が新制大学に移行する際に
大学設置基準に満たない学校を、暫定的に制度化したものだった。
ところが、その後、短大進学は女性を中心に広がって入学者数も増えていき、
ついには 暫定的な制度ではなくなった。
ところが平成5年の29.4万人をピークに、現在、短大受験者数は減少傾向にある。
時代の変化への適応に 苦慮している短大も見受けられる。
しかし、その一方で独自の特色を出して、さらに洗練している短大もある。
また、その短大ならではの良さを理解して、進学選択する受験生も後を絶たない。

今後、短大がどうなっていくのか。
それは文部科学省の中央教育審議会の大学部会でも 話題にのぼっている。
海外でも短大に似た制度が多くあるので、それを参考にして検討する向きもある。
例えば、短大では一般教育や専門教育を短期的に学ぶこととして、
大学への編入学の枠をもっと大幅に広げる、という方向性の検討も
そのひとつである。
これからも、短大の役割は 常に時代とともに変化していくのかもしれない。

それでは、あらためて短大へ進学するメリットとは何だろう?
大学でもなく、専門学校でもない、短大という進路選択。
螢雪時代特別編集の2011年受験用『全国短大進学ガイド』に、
その短大進学ならではのメリットがまとめてある。

それによると、短大は大学と専門学校の両方のメリットを
兼ね備えている部分があるという。
つまり、知識と技術を手早くバランスよく学べるということである。
そして、さらに大きなポイントは 「安・近・短」 である。

◆「安」・・・「(学費が)安い」
  4年制大学より学ぶ期間が短い分、単純計算で 学費、交通費、食費、
  交際費など、
あらゆる費用が安くなる。
  この不況でお金の話は避けては通れない重要な条件の一つだ。
  じつは、この「安」にはもう一つの意味があって、「安心」を挙げる人もいる。
  
学校の規模が4年制大学に比べて小さい分、
  一人一人への指導がきめ細かくて安心という意味だ。

◆「近」・・・「(実家から)近い」
  大都市に集中しがちな4年制大学に比べて、短大は地域密着型が多く、
  地方都市にも幅広く設置されている。
  実家からの生活圏内で学べて、地域企業への就職にも強い場合が多い。

◆「短」・・・「(期間が)短い」
  短大の教育が2(3)年間で完結することから、
  その先の人生設計をスピーディに進めることができる。
  文部科学省の調査によると、短大卒業生の約10人に1人が
  大学への「編入学」などの進学をしているという。
  短大での足がかりにしてステップアップする人が多いことを意味している。
  また、早く社会に出て働きたいという場合や、留学したいという目的が
  ある人にも、短期完結は大きなメリットとなる。

受験生の方々には、少しでも多くの情報からメリットやデメリットを整理して、
それぞれの個性や将来に合った進路選択をしてほしいと願っている。



2011年受験用の『全国短大進学ガイド』が発売になりました。
資格取得が可能な短大・学科一覧、
学費一覧、編入状況調査一覧、
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など、短大受験に関する重要データが満載です。
パスナビの「合格ショップ」をご覧ください。

詳しくは、下の表紙をクリック!
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( いけまる )

2010-4-22

【パスナビ】 ブレークダウン

毎週金曜日の午後に配信しているパスナビのメルマガで、
初めて編集部からのメッセージコーナーを設けました。

そのタイトルについて、編集部内で喧々諤々議論した結果、
『パスナビdeコレ知っとこ!』 という、ゆる~いタイトルに決まりました…。
でも、内容はいたって真面目に展開していくつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。

その先週のコーナーでは、目標を設定する意義について述べました。
目標は具体的に設定すれば、実現する確率が高まることについても触れました。
そして、目標とする志望校や学部・学科を定めるための方法をご紹介しました。


さて、じつは この話には続きがあります。
当然ではありますが、目標を決めた後は、
到達するために計画を立てなければいけません。

でも、いきなり 「目標までの計画を立てろ」 と言われても、難しいですよね?

そこで、ちょっとしたコツがあります。
計画は大まかに立てて、そこから少しずつ具体化していくのがポイントです。
その作業を 「ブレークダウン」 といいます。
「ブレークダウン」 という言葉は 「故障」や「衰弱」という意味でも使いますが、
目標管理においては、「分類」や「分析」という意味になります。

まず、目標の大学に合格するために、何が必要なのかを洗い出してみましょう。
入試で受ける科目は何か、自分に弱い部分は何か、
どんな勉強を重点的にやっておくべきか、
…必要な要素は、人によっても 受ける大学によっても 違ってきます。

すると、おそらく自分自身の課題が、はっきりと分かってくると思います。
そうしたら、その課題と解決する期限を、紙に書いていきましょう。
たとえば、「
夏までに苦手な○○を克服する!」 などといった感じです。

それができたら、その課題の具体的な解決策を期限とともに書いていきましょう。
たとえば、「○○問題集を6月末までに終わらせる!」 といった感じです。


さらに、それを毎日どのくらい進めておけばよいかを数えてみます。
そして、そのスケジュールをカレンダーなどに記入していきましょう。
とくに、完了日は忘れずに。
たとえば、「○○完了」などという感じで、その日の余白に書いていきます。

つまり、頭の中で考えるだけではなくて、計画を書き残しておくと効果的なのです。

ただし、ここでまた ちょっとしたコツがあります。
毎週、決めた曜日を予備日」としてとっておくのです。

予備日とは、計画の遅れを挽回するための日のことです。
たとえば、何かのイベントが急に入って、計画どおりに進まない日もあるでしょう。
体調が悪い日だって あるかもしれません。
それなのに、毎週7日分、めいいっぱい やることを詰めてしまうと、
計画倒れになる可能性も出てきます。
計画どおりに進まない あせる イヤになる 「三日坊主」で終わる…。

こんなパターンに陥ってしまっては、身もフタもありません。

だから、予定どおりに進まなかったときは、予備日を使って挽回します。
逆に予定どおりに進んでいるときは、その日を復習やチェックに使うこともできます。

「いや、そんな予備日なんかいらないから、どんどん勉強を詰めなきゃ!」
きっとそう考える人も沢山いることでしょう。

その意気込みは、素晴らしいと思います。
でも、計画を立てているときの自分の心理を、客観的に読んでみてください。
おそらく、計画を立てるときは「やる気」に満ち溢れている状態だと思います。
そんなときは、つい自分に厳しくなりがちです。
しかし、最初にあまり厳しい計画を立ててしまうと、そのとおりに進まなかったときに
逆にモチベーションが大きく下がってしまう原因になることがあります。
だから、多少遅れても挽回できるように、少し余裕を持った計画を立てましょう。

『ウサギとカメ』 の昔話にもあるように、コツコツと着実に実行したほうが、
きっと目標へとゴールできる可能性は高くなりますよ。

「ブレークダウン」……まだやっていない人は、やってみませんか?





( ツ )

2010-4-13

【パスナビ】 合格の神はノートに宿る

 「ノートには、その持ち主の性格が顕著に出る」
 …と、ある高校の先生から教えていただいたことがあります。

授業中にとるノートも、自習用のノートも、
その中身は十人十色、千差万別。
文字、まとめ方、色ペンの使い方、図の描き方、ページのレイアウト…、
様々な角度からみれば、その生徒のことが手にとるように分かるそうです。
几帳面なのか、大ざっぱな性格なのか、
本当に理解してノートをとっているのか、
これから学力が大きく伸びる生徒なのか、
いま、なにか不安を抱えているのか、…。
さらには、その生徒の生活態度や学習環境まで想像がつくといいます。

まさに、探偵の「プロファイリング」みたいですね。

でも、ノートのとりかたひとつで学習効率が大きく変わるのは、
誰しも一度は実感していることではないでしょうか。

私自身も、学生時代にはノートのとり方をいろいろ試してみたものです。
とにかくスピードを優先して、ノートに殴り書きをしていた時代は、
あまり復習も進まなかった気がします。
逆に、ノートをきれいにとることにこだわりを持っていた時代には、
ビジュアルにページをまとめることだけに時間と力を使い果たして、
あまり中身が頭に入っていなかった気もします。
何事もバランスが必要ですね。

「困ったときは、とにかくノートにでっかい絵を描いておけ!」
そう教えてくれたのは、高校時代の数学の先生でした。
「美術じゃあるまいし…」と心のなかで不平をつぶやきながらも、
解けなかった問題の図を、わざとノートいっぱいに描いてやりました。
でも、その「でっかい図」を眺めていたら、
なぜか スッ と解き方を閃いたことを憶えています。
もっとも、こんな方法が万人に効くとは思いませんが…。
今から思えば、きっとその先生は私の性格などを見越したうえで、
そういうノートのとり方をアドバイスしてくれたのだと思います。
きっと個性によって、各自に合ったノートのとり方があるのかもしれません。

「書かなくても頭に入るから大丈夫!」
たまに、私のまわりにもこのように豪語する人がいますが、
そういう特殊能力を持っていない私からすると、半ば信じられません。
たとえ、「書かなくても頭に入る」部分があったとしても、
書いておけば、さらに多くのことが頭に入るのではないかと思います。
「ノートに書く」 ⇒ 「まとめて整理する」 ⇒ 「見直す」
そういう行動を繰り返して、いわば記憶を脳に「重ね塗り」することによって、
一度 頭に入った記憶が、長期的に脳に残るようになるのではないでしょうか。


ところで、受験を勝ち抜くには「3つのノート」が必要だそうです。
「授業ノート」「まとめノート」「演習ノート」です。
これらのノートをどう作っていくかで、
受験までに大きな差がついてくるそうです。
『螢雪時代5月号』 では、そのノートの作り方を、
実際の難関大学合格者のノートの画像を見せながら解説してあります。
合格を生み出すノート作りのテクニック、…知っておきたいと思いませんか?
これから受験に向けて、自分のノートを作っていく人は、
読んでおいて絶対に損がない記事だと思います。

『螢雪時代5月号』 は、4月14日(水)発売です。
詳しい内容は、「大学受験パスナビ」の「合格ショップ」で!
 下の表紙をクリック!
   ▼ ▼ ▼






( ツ )

2010-4-6

【パスナビ】「キャリアガイダンス」は大学を変えるか

今、大学の役割が変化してきている。

文部科学省が大学設置基準を改正して、平成23年度から全大学で
「キャリアガイダンス」が実施されることになった。

そもそも、ここでいう「キャリアガイダンス」とは何だろう?
一見すると、「就活のためのガイダンスをやるのかな?」という印象を受ける。
それなら既にほとんどの大学でやっている…、と思う方もいるかもしれない。

しかし、「キャリア(career)」は、本来 「就活」だけを指すわけではない。
「就職しない」という選択や、「ボランティア」などのお金に関係しない活動も、
広義では「キャリア」に入る。
社会に出てからの生き方そのものを「キャリア」と呼ぶこともできる。
つまり、「キャリアガイダンス」とは、
「社会のなかでどう生きていくかについての指導」と捉えることもできるだろう。

かつて、バブル景気の頃までは、この指導の大部分を企業側が担っていた。
人材育成は、入社後の研修などに委ねられていたところも大きい。
それが、近年になって状況が一変した。
不況による雇用状況の悪化で、企業側も「一から育てる人材」ではなく
「即戦力」を求める傾向が強まっている。
言い換えれば、それだけ「すぐに使える人材」でなければ
なかなか容易には採用しなくなってきている。

大学の立場からみても、状況は変わってきた。
かつては受験者数が増加傾向にあったことも手伝って、
入学試験による選別で、「学生の質」を担保できていた。

しかし、18歳人口が減少するようになると、
一部の大学・学部を除いて、入学者数の確保自体が最大の命題になり、
その入学者の質の確保まで徹底することが難しくなっている一面も出ている。

卒業生を社会で活躍できる人材として送り出すためには、
社会への適応能力、専門知識、職業的な能力などを
大学卒業までに、学生に身につけさせる必要がある。
そのための指導を
「社会的・職業的自立支援」と呼ぶ。
「卒業生の社会貢献能力の質保証」という課題は、
今後、各大学に大きくのしかかってくるだろう。

しかし、別の角度からみると、
この状況は大学側にとって大きなチャンスになると思う。
もともと大学は「研究」だけでなく、
こうした「人材育成」や「社会還元」も目的に設置されている。
社会で活躍する素晴らしい「人材」を生むことが、
大学にとっても、何よりの「社会還元」になることはいうまでもない。

この変化によって、社会における「大学」の存在意義や役割が、
ますます大きくなっていく可能性がある。


「パスナビ for Teachers」では、
「今月の視点」でキャリアガイダンスについて掲載しています。
ぜひ、お読みください。
  ▼ ▼ ▼
大学の“役割”と学生の“自立支援”!




 (いけまる)

2010-4-2

【パスナビ】テレビCM放送します

2010年受験シーズンも終わり
また新しい年が始まりましたね。

いきなりですが今日は、皆さんにお知らせがあります。

なにかと言いますと…

静岡県限定で
4月12日(月)~16日(金)
AM6:00~8:00
フジテレビ系列、テレビ朝日系列、TBS系列

にて螢雪時代のテレビCMを放送します!


そのための撮影を先日都内某所にて行ってきました。
その撮影風景をいくつかご紹介させていただきます。




まずは、ロケのための機材、スタッフの方々です。
雨が降ったり、雲が出てきたり、晴れたり
という微妙な天気で、撮影出来るか心配でした。





 
出演していただいた方々です。
皆さんとても寒い中朝から来ていただいていたのですが
私達が訪れたときには、とても元気に挨拶していただいて
すごく嬉しかったです。
(若いっていいですねぇ)





出演者の方々と、螢雪時代編集責任者で記念撮影!




最後に録音風景。



パスナビでも、CMの動画を配信する予定です。
みなさん一度ご覧になって
感想お聞かせください。
よろしくお願いいたします。




(カッキー)

2010-4-1

【パスナビ】 連載小説 始めます!

ある国語の先生が「古典が苦手な人」に軽く挙手させてみたところ
クラスの半数以上が黙って手を挙げてしまって、ショックを受けたそうです。
古典への苦手意識は、どうして生まれてしまうのでしょう?
生徒達に「苦手」の理由を尋ねてみると、じつに様々だったそうです。

1.文法がよく分からないから
2.歴史的仮名遣いが読めないから
3.覚えることが多くて面倒だから
4.昔の世界に入りこめないから
5.生活に必要なさそうだから        …などなど

つまりは、「古典へのモチベーションが上がらない」 ということになるでしょうか。
もし「つまらない」 と思いながら取り組んでいるとしたら、
なかなか頭に入ってこないかもしれません。

では、逆に「読みやすくて面白い」 という古典の本があったら、
モチベーションも上がって、苦手意識もなくなるのではないでしょうか…。

そういう発想から生まれた、一風変わった一冊があります。
開成高校の神田邦彦先生が執筆した、
『ミラクル古文単語396』 という本です。
なんと、現代小説を読みながら古文単語を覚える、というものです。
小説のジャンルは「愛の青春ドラマ」…
タイトルは、『ラヴソングは歌えない』…

「…それ、大丈夫ですか?」 とおもわず心配してしまう奇抜さです。
ところが、読んでみると、ちゃんと小説になっています。
古文単語も、どんどん覚えられる仕組みになっています。
じつは、作者の神田先生といえば、れっきとした作家です。
詳しくは以前のスタッフブログをお読みくださいね。
 
神田邦彦先生とは…

このたび、その小説をパスナビブログで連載していくことになりました。
つまり、本になっている小説をパスナビで掲載してしまおうというのです。
「…それ、大丈夫ですか?」
今度は、パスナビスタッフが皆さんから問われるかもしれません。
いいんです!
だって、作者の神田先生が「いいですよ」って、OKしてくださいましたから。
「本が売れなくなるんじゃないですか?」 と心配した方、
大丈夫です!
これで沢山の人が古典好きになってくれれば、神田先生も嬉しいはずです。
でも、パスナビスタッフとして、一言お願いするとしたら、
web掲載を快諾してくださった神田先生に敬意を込めて、
もし小説を読んでみて、この本に関心を持っていただいたら、
ぜひ一冊、お手元に置いていただけたら嬉しいです…。
小説以外の部分にも、この本には本当に重要な内容が詰まっていますから。


毎週2回、火曜日と金曜日に更新していきます。お楽しみに!
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( ツ )

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