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【パスナビ】 過去問を、どこまでやるべきか

「大学受験パスナビ」ケータイ版にある「お悩み相談室」に、
こんな質問がよく寄せられる。

「過去問は、どこまでやるべきですか?」

もし、「過去問をやったほうがいいですか?」と聞かれれば、
「やっておいたほうがいいでしょう」 と即答できるだろう。

受験する大学については、できるだけ多くの情報をつかんでおいたほうがいい。

受験も「情報戦」のひとつだと思う。
当然、多くの情報を知ったうえで対策を立てたほうがいいだろう。

戦国時代の戦(いくさ)でも、敵の情報を事前に知り、
戦略的に戦ったほうが結果的に勝利したケースが多い。

たとえば、織田信長と武田勝頼の間で行われた「長篠の戦い」もそのひとつだ。
当時、最強と呼ばれた武田の騎馬隊に対して、
織田軍は最新兵器であった鉄砲を3000丁用意して、
新戦法三段撃ちでその騎馬隊を壊滅させた、
というのは有名な話だ。
(但し、これは通説で、歴史学的には諸説あるが。 )

 ・武田軍があくまで騎馬隊中心で向かってくること。
 ・武田軍の突撃が、鉄砲発射の従来の時間差を見越した
  断続的なものであること。

こうした武田軍についての情報を、
織田軍は予めインプットして戦略を立てたため、
無敵の騎馬隊に勝利できた、と考えることが出来る。

逆に武田軍の側から見れば、
もし、新戦法三段撃ちの情報を事前につかんで
その対策を立てて戦いに臨んでいたら、勝利した可能性もある。


でも、「どこまでやるべきか?」という疑問になると、
上記とは意味合いも違ってくる。
そんなに単純に答えが出せない問題である。

「第一志望だけでなく、すべり止めの大学もやるべきなのか?」
「受ける大学はとにかくすべてやらなくてはいけないのか?」
 ・・・ということまで現実的に考えると、判断に迷ってしまう。

先日のパスナビのメルマガで、パスナビ進路部長であるサブロー先生が
この疑問について、「なるほど」と思うアドバイスをされていた。

  第一志望のみの対策をしっかりとやることで、
  それ以外の大学の対策ができていると判断するなら、
  すべり止めの大学の過去問までやる必要はない。
  でも、自分のなかで不安が残るなら、
  すべり止めの大学の過去問もやっておくべきだ。

  ・・・というような主旨のアドバイスだった。

一見すると突き放しているようで、
じつは大切なポイントを指摘している答えだと思う。

 心のなかにずっと不安が残るのなら、それは取り除いておいたほうがいい。
 でも、限られた時間のなかで、自分自身で優先順位をつけることが重要だ。

言い換えると、そういうことになるのかもしれない。

重要な取捨選択は、結局のところ 人まかせにはできない。
受験勉強に限らず、就職でも、結婚でも、なんでもそうだと思う。

自分が納得しているかどうか。

その視点から頭の中を整理していくと、
案外スッキリするのかもしれない。



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(いけまる)

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