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【パスナビ】 島田洋七さんと…

「おはようございまーす!」 という 大きな声とともに登場した。
朝から元気いっぱいの人である。

先日、パスナビのインタビュー取材で、島田洋七さんとお会いした。
漫才師、タレント、作家、講師、…いろいろな顔を持つ。
昭和世代にとっては漫才コンビ「B&B」の印象が強烈だが、
平成世代には『佐賀のがばいばあちゃん』の印象のほうが強いかもしれない。

「ジェットコースターのような人生」と、よく例えられるが、
これほど人生の「浮き沈み」を繰り返している人も珍しいと思う。

島田さんは、幼少期からの極貧生活を抜け出すために、
自分の「しゃべり」で勝負しようとお笑いの世界に入った。
やがて漫才ブームのパイオニアとして、お笑い界の頂点に君臨。
しかし、漫才ブームが去るとメディアでの露出度も急降下。
それでも、今度はタレントとして活路を見い出した。
多くのバラエティ番組の司会をこなしていたが、
やがて番組改編なども重なって、お茶の間から姿を消してしまう。
すると今度は、自分の半生を描いた小説『佐賀のがばいばあちゃん』を執筆。
それがクチコミで売れ始め、とうとう大ベストセラーに…。
しかし作家活動だけに留まらず、今まで4,000回以上の講演活動をこなす。
その後も、監督業、演出業、俳優、…と次々に新しい道を切り開いている。

不思議なのは、こんな波乱の人生を歩んでいながら
島田さんは、じつに あっけらかんとしていることだ。(失礼…)
つまり、人生の苦渋が顔に滲み出る…なんてこともなく、陰気な部分がない。

島田さんは売れていなかったときでさえ、その状況も楽しんできたという。
芸能界というところは、とくに人間の本質が露骨に出る世界でもある。
売れているときは皆がチヤホヤするのに、
売れなくなった途端に、多くの人が手のひらを返したように冷たくなる。
それは、島田さんが身をもって体験したことだそうだ。
でも、また売れ出すと、急に再び多くの人がすり寄ってくる。
現金な人間は、どこにもいるものだ。
「でも、そこで落ち込んだり怒ったりするなんて、当たり前すぎて面白くない」
と島田さんは言う。
売れているときだけ友達面してくる現金な人達に対しても、
怒らずに
「久しぶりやなぁ!」 と、笑い飛ばしてやればいいのだと言う。
そんなことで怒ったって 誰もハッピーにならないから、という理由である。
「たしかに そのとおりだ」と、おもわず頷いてしまう。

島田さんのお話を聞いていたら、ひとつ疑問が浮かんだ。
そもそも 人生の「勝ち組」「負け組」って、なんだろう?

「サクセスストーリー」や「転落のドラマ」で、人生は単純に片付けられない。

たとえ何かに失敗したところで、「負け組」にはならない。
なぜなら、生きているかぎり、チャンスは何度でも作れるからだ。
人生における失敗は、ほとんどの場合、リカバリーが可能だ。
だから、人生の浮き沈みや周囲の態度の変化にも一喜一憂せず、
それさえ楽しんでしまえばいい。
そして、あとはマイペースにコツコツと、自分の道を進んでいけばいいのだと思う。


島田洋七さんへのインタビューを『高校受験パスナビ』に掲載しています。
ぜひご覧ください。
島田洋七さん自筆の パスナビ読者へのメッセージをクリック!
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