【パスナビ】 「志」
「志」 という言葉から、皆さんは何をイメージしますか?
この言葉の意味は「目標」「目的」「信念」「謝意」などいろいろありますが、
受験生にとっては「志望校」の「志」ですから
「目標」 というイメージを頭に浮かべる方が多いかもしれません。
この「志」の文字を分解すると、「士」と「心」になります。
「士」は「武士」や「紳士」といった言葉に使われていることから
「男の人」というイメージが強いかもしれませんが、語源は違います。
じつは「士」の語源は「前進する人の足の絵」が変形したものです。
つまり、「心」と一緒に目的に向かって進んでいることが「志」だと云えます。
「心」が伴っていない場合は、「志」とは呼べないわけです。
「なんとなく…」という言い訳をする人は、
すでに「志」を失っているのかもしれません。
「なんとなくこの大学に決めた」という進路の決め方などがそうです。
「なんとなく」という表現を使っているということは、
そこにもう「心」が伴っていないからに他なりません。
そういう場合は、きっと気持ちも長続きしないでしょう。
「大学に何をしに行くんや?」
キムタツ先生(※)は、こう受験生に問いかけます。
たとえば、東大にこだわる受験生は数多くいますが、なぜ東大なのでしょう?
他の大学ではなく、あえて東大で学びたい理由は何でしょう?
もし「東大に入る」ということだけが目的になっているとしたら、
入学後にはやりたいことが見つからず、殺伐とした生活になるかもしれません。
もし、大学のネームバリューだけで人生を設計しようとしているとしたら、
この時代にその計算は、あまりにリスクが高いかもしれません。
キムタツ先生は、こうバッサリと斬っています。
「社会に出たら、その人が東大卒かどうかなんてどうでもええことやからな。
大学に行ってコレをする、という志がないと、大学に進んだとしても
面白くもなんともない…」
意外なことですが、そういうキムタツ先生ご自身も、
大学時代にはなんとなくダラダラと過ごしてしまった日々があるそうです。
その頃のことは「もったいないことをした」と感じているようです。
だからこそ「志」の重要性を 教え子達に伝えているのかもしれません。
「弁護士になる」とか、「英語を極める」とか、
それぞれの人生の志を持って次のステップに向かった教え子達は、
先生の期待を超えて、今、どんどん前向きに生きているそうです。
「志」に向かって進めば、時には挫折を味わう場合もあるでしょう。
でも「志」があるからこそ、人は苦難を乗り越える勇気を持つのだと思います。
そして、その「志」が成就したときに、人は「成功」の意味を知ります。
心のなかに「志」の一文字を置いておきましょう。
※「キムタツ先生」とは…
木村達哉先生
灘中学校・高等学校英語科教諭
英語教育と野球部の指導に情熱を注ぐ熱血教師。
英単語帳『ユメタン』(アルク)や参考書などを多数執筆している。
ブログ『もっと高く!もっと遠くへ!』は受験生や保護者の間で大人気。
《キムタツ先生のブログ》 http://blog.kimu-tatsu.com/
キムタツ先生からの「志」についてのガツンとくるメッセージを
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木村達哉先生
灘中学校・高等学校英語科教諭
英語教育と野球部の指導に情熱を注ぐ熱血教師。
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