【パスナビ】今、宇宙の研究が熱い!
「なぜ、人は宇宙を目指すのか?」
これは人類の永遠のテーマなのかもしれない。
「ユニバソロジ」という言葉を、日本人宇宙飛行士で
東京工業大学大学院総合理工学研究科連携教授の
毛利衛先生からうかがったことがある。
「universe(宇宙)」と学問を意味する「-logy」から
成り立っている単語だという。
しかし、単純に「宇宙学」という意味ではない。
「宇宙学」には、もともと「cosmology」という単語がある。
しかも、この「universology」は、辞書には載っていない。
…それもそのはず。
じつは、この「ユニバソロジ」は毛利先生の造語である。
「宇宙学」を示す「cosmology」とは、
宇宙がどうやって始まったのかとか、
宇宙がどんな構造になっているのかとか
そういう様々な宇宙論を研究する学問である。
一方で、「ユニバソロジ(universology)」とは、
宇宙の視点から時間や空間のつながりを意識して、
人間が生きることを考える学問だという。
宇宙には、地球上では当たり前にある空気や重力が無い。
上下の概念さえ無い。
地上での価値観も、宇宙からみれば全く違ったものになる。
ときには「常識」が、人間の勝手な言い訳やエゴイズムであったりもする。
宇宙の視点から地球環境や人間の可能性を考えることで、
様々な問題に対する「気づき」ができるのだという。
現在、その宇宙への関心が世間でも急速に高まっている。
世界で初めて月以外の天体からサンプルを採取して
幾多のトラブルを乗り越えながら奇跡的に帰還した、
日本の小惑星探査機「はやぶさ」。
2003年に打ち上げられてからおよそ7年間、
60億kmにおよぶ長旅を成功させた日本の高い宇宙技術は
世界に驚きと感動をもって迎えられた。
そして、2010年5月には日本のH-ⅡAロケットが打ち上げられ、
今度は、金星探査機の「あかつき」や 光の圧力で進む「IKAROS」の
宇宙での活躍に大きな期待がかかっている。
日本の宇宙研究は今、歴史的な盛り上がりを見せている。
その研究分野の最前線では、日本の大学の教授や学生達が
予想以上に深く関わっている。
その一部の例を挙げると、以下のような大学の研究室がある。
◆ 「あかつき」に搭載されたカメラの開発
東京大学:岩上准教授
◆ 「IKAROS」に搭載されたGAP検出器の共同開発
金沢大学:村上敏夫教授、米徳大輔助教
山形大学:郡司修一教授
◆ 超小型衛星「WASEDA-SAT2」の開発
早稲田大学:宮下朋之教授、山川宏教授
◆ 水蒸気分布調査キューブサット「ハヤト(KSAT)」の開発
鹿児島大学:西尾正則教授
※ これらの研究については、『螢雪時代9月号』の記事、
「はやぶさ、あかつき、IKAROS…いま宇宙がおもしろい!」
をご覧ください。
今後、宇宙に関する研究はますます熱くなっていくと考えられる。
もしかすると人は、人間自身の存在が何かを知るために、
宇宙を研究し続けているのではないだろうか。
つまり、「宇宙を知りたい」と願う欲求は、
人間の根本的な知識欲のひとつなのかもしれない。
『螢雪時代9月号』は、8月12日発売です。
▼

(いけまる)
これは人類の永遠のテーマなのかもしれない。
「ユニバソロジ」という言葉を、日本人宇宙飛行士で
東京工業大学大学院総合理工学研究科連携教授の
毛利衛先生からうかがったことがある。
「universe(宇宙)」と学問を意味する「-logy」から
成り立っている単語だという。
しかし、単純に「宇宙学」という意味ではない。
「宇宙学」には、もともと「cosmology」という単語がある。
しかも、この「universology」は、辞書には載っていない。
…それもそのはず。
じつは、この「ユニバソロジ」は毛利先生の造語である。
「宇宙学」を示す「cosmology」とは、
宇宙がどうやって始まったのかとか、
宇宙がどんな構造になっているのかとか
そういう様々な宇宙論を研究する学問である。
一方で、「ユニバソロジ(universology)」とは、
宇宙の視点から時間や空間のつながりを意識して、
人間が生きることを考える学問だという。
宇宙には、地球上では当たり前にある空気や重力が無い。
上下の概念さえ無い。
地上での価値観も、宇宙からみれば全く違ったものになる。
ときには「常識」が、人間の勝手な言い訳やエゴイズムであったりもする。
宇宙の視点から地球環境や人間の可能性を考えることで、
様々な問題に対する「気づき」ができるのだという。
現在、その宇宙への関心が世間でも急速に高まっている。
世界で初めて月以外の天体からサンプルを採取して
幾多のトラブルを乗り越えながら奇跡的に帰還した、
日本の小惑星探査機「はやぶさ」。
2003年に打ち上げられてからおよそ7年間、
60億kmにおよぶ長旅を成功させた日本の高い宇宙技術は
世界に驚きと感動をもって迎えられた。
そして、2010年5月には日本のH-ⅡAロケットが打ち上げられ、
今度は、金星探査機の「あかつき」や 光の圧力で進む「IKAROS」の
宇宙での活躍に大きな期待がかかっている。
日本の宇宙研究は今、歴史的な盛り上がりを見せている。
その研究分野の最前線では、日本の大学の教授や学生達が
予想以上に深く関わっている。
その一部の例を挙げると、以下のような大学の研究室がある。
◆ 「あかつき」に搭載されたカメラの開発
東京大学:岩上准教授
◆ 「IKAROS」に搭載されたGAP検出器の共同開発
金沢大学:村上敏夫教授、米徳大輔助教
山形大学:郡司修一教授
◆ 超小型衛星「WASEDA-SAT2」の開発
早稲田大学:宮下朋之教授、山川宏教授
◆ 水蒸気分布調査キューブサット「ハヤト(KSAT)」の開発
鹿児島大学:西尾正則教授
※ これらの研究については、『螢雪時代9月号』の記事、
「はやぶさ、あかつき、IKAROS…いま宇宙がおもしろい!」
をご覧ください。
今後、宇宙に関する研究はますます熱くなっていくと考えられる。
もしかすると人は、人間自身の存在が何かを知るために、
宇宙を研究し続けているのではないだろうか。
つまり、「宇宙を知りたい」と願う欲求は、
人間の根本的な知識欲のひとつなのかもしれない。
『螢雪時代9月号』は、8月12日発売です。
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(いけまる)
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