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「桜」と「橘」(その2)

…というわけで「『桜』と『橘』」ネタの第2弾です。


『右近の橘、左近の桜』と言われるように、「桜」に対比される「橘」だけど、実際の橘を見たことのある人は意外と少ないのでは?(見たことのある人、挙手して…)

橘は「みかん科」の植物で、本州の温暖な気候の地域、四国・九州以南に植生しているそうだ。

実際に現物を見たことのない場合でも、学校の校章に使われている…という人は結構いるはず。もちろん「校名に『橘』が含まれている」という場合や、自分の住んでいる町の名前に「橘」の文字が使われている…という場合もあるよね。
(「コメント」で各地の皆さんからのご報告をお待ちしてま~す)

今では温暖な地域ですらポピュラーな植物ではないけれど、昔の日本ではポピュラーな植物だったのかな~

もっとも「紫宸殿」昨日の“さむ~いギャグ”でも触れた「ししんでん」でっす)自体が中国から伝わってきた建築様式に基づくものだから、文化として伝来しただけで、当時の日本でも、それほど「南に面した山の斜面によく見られる常緑樹」というわけではなかったかもしれない…
でも「万葉集」「伊勢物語」「源氏物語」にも名前が登場するほどだから、よく知られた植物だったことは間違いないようだ。

身近ではないにしろ「桜」に負けず、名称としては結構使われているかなぁ~
…と思い立ち、「Yahoo!japan」の検索窓に『橘』と『桜』を、それぞれ入力して検索結果の件数を見てみた。
…  7,860,000件
…33,300,000件
…圧倒的に「桜」の勝利。「橘」は「桜」の約24%でしかなかった。


ちなみに、インターネットでいろいろと調べていたら、「愛知産業大学工業高等学校」の作成する『橘座』というサイトに出会った。


同高校のある「橘町」の由来を記しているので、関心のある方は、是非ご一読を!

この「橘町」という町名の由来は極めて興味深い。ここに詳しくは書かないが、由来となった「古今和歌集」収録の…

   さつきまつ
    花橘の
     香をかげば 
   昔の人の
    袖の香ぞする

…の歌が実に趣があって素敵だ。


今、わが日本では「美しい日本の言葉」が失われつつある。上に記した和歌に対しても『じーん
とくるなぁ~』と感じるココロが失われているのかもしれない。

「橘」の香りを知らないことも、日本人としては寂しいことなのだろう…。

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