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有名な作家の作品に触れることについて

教材として使われ続けていたシェークスピアの小説が、イギリスの高校の教科書から姿を消した…というニュースを目にしたのは一昨年のことだったか。

日本でも「夏目漱石」「森鴎外」…といった『文豪』たちの作品が、次々に教科書から姿を消している…という話を聞いたことがある。

皆さんのお父さん・お母さん世代は、間違いなく中学・高校の教科書で接し、その後各作家たちの他の作品を文庫本で読んだことがあるはずだ。

日本の、歴史に残る『文豪』たちの作品に触れることがないのは言語道断…なんていう論議をここでするつもりはないけど、日本の近代において、多くの人々に支持された作品に一度くらいは触れておきたいものだ。

ボクも、例えば「夏目漱石」や「堀辰雄」「芥川龍之介」などの作品には、中学・高校時代には随分と傾倒した記憶がある。

『我輩は猫である』を読んで、最後に主人公である猫が死を迎えるような感じで作品が終わっているのに少なからずショックを受け、オリジナルの「続編」(もちろん猫は死んでなどいなくて…)を大学ノートに綴ったこともある。(こんな経験をした人は少なくないのでは…)

…という話を書いているうちに、昔「夏目漱石が『坊ちゃん』を書いた時の年齢って30代だったんだ~」と思ったことを思い出した。

その時は、「漱石と同年齢になった時点で作品を読み返せば、10代の頃に読んだ時とは別の新しい感想を持つかもしれない…」と思ったものだ。

…で、「漱石」「鴎外」「龍之介」「一葉」の主な作品と、それを書いた時(実際は本として世に出た時)の年齢を下に書き出してみた。

・夏目漱石
    『我輩は猫である』39歳、 『坊っちゃん』40歳、 『草枕』40歳
・森鴎外
    『舞姫』28歳
・芥川龍之介
    『羅生門』22歳、 『鼻』24歳
・樋口一葉
    『たけくらべ』23歳

また「現代」の作家では…

・田中康夫(現在は長野県知事)
    『なんとなくクリスタル』25歳
・石原慎太郎(現在は東京都知事)
    『太陽の季節』25歳、 『弟』65歳
・村上龍
    『かぎりなく透明に近いブルー』25歳、 『インザ・ミソスープ』47歳
・村上春樹
    『羊をめぐる冒険』41歳、 『ノルウェイの森』45歳

(この他にも、若くして作品を発表し、注目された作家は多くいるけど、ある意味、長く世間の注目を集めている人…ということで、この4人を挙げてみたよ)

いつの日か、上記の年齢になった時に、同年齢時点での各作品を読んでみるのも、きっと新しい発見があって、面白いはずだよ。

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